ランクルプラドへのAdBlue®補充を検討をする
僕はトヨタのランドクルーザープラドに乗っていて、乗り始めて1年半ほど経つ。
いつの間にか現れた!マーク。どうやらAdBlue®要補充の警告のようだ。
AdBlue®について
AdBlue®という言い方はドイツ自動車工業会(VDA)の登録商標で、尿素水のことを指す。マツダ車を除く一般的なディーゼルエンジン車にはAdBlue®の定期的な補充が必要となる。無くなってしまうとエンジンが起動不能になる(゚Д゚)
補充方法の検討
プラド(GDJ150W)のカタログによれば...
AdBlue®タンク容量 12.1L
AdBlue®消費量 800kmで1L
満タンから9700km走るとタンクが空になるようだ。
9700[km] = 800[km/L] × 12.1[L]
ただ、この消費量は飽くまで目安。
燃費がその時々で変動するようにAdBlue®の消費率も変動する。
運転の負荷などに依存し、
一概にその距離になれば補充というわけではないようだ。
警報には4つの段階がある。
1.走行可能距離が3000km以下
2.走行可能距離が2000km以下
3.走行可能距離が800km以下
4.もうギリギリッッ!
※2000kmを切るとカウンドダウンが始まり1kmごとに減っていきました。
1999km、1998km、1997kmというように。
僕は現在、第1段階の走行可能距離が3000km以下のアナウンス。
3000kmで4Lが必要とすれば、
おそらくAdBlue®タンクには大体8L(=12L-4L)ほど空きがある状態だろうか。
選べる4種の補充方法
1. ガソリンスタンドで頼む
2. カー用品店で頼む
3. 自分で入れる
4. ディーラーにお願い
ざっと10L補充にかかる費用を調べたら大体....
1. ガソリンスタンドで頼む
→10Lで2000円?(口コミ情報) →要 直接確認
2. カー用品店で頼む
→5Lで2000円、10Lで4000円
3. 自分で入れる
→通販サイトでアドブルー10Lを2000円で購入+プチ作業
4. ディーラーにお願い
→確認すると1万円とのこと…
ガソリンスタンドのコスパが良さそう。
自分でやってみたい気持ちもあるけど、
中が見えないタンクなので溢れてしまいそう。
尿素水は部品に付着すると腐食の原因にもなるらしい...
結論(現在のところまで)
5L入れるより、10L入れる方がいずれにせよお得。
なので、もう少し走って10Lタンクに空きができた後で補充する。
2000kmの警報が出てからでも
遅くないはず。
後日、どうしたか書きます。
…後日。
総走行距離は13500km。
残り1945km以内補充。との警告
結局、ガソリンスタンドで入れました。
9.7L入って1048円!!1Lで108円でした。(2021年2月11日時点)
幹線道路沿いにあるトラックも入れるセルフのガソリンスタンド。
ガソリンや軽油はセルフでしたがAdBlue®はスタンドのスタッフの方が入れてくれました。
スタッフの方も箱で買うと高いですよねー。とのことでした。
安く済んでよかったです。
補充する量の微調整が効くのもいいところですね。
さすがはプロの方で漏れ対策も完璧です。
自分でやるときもウエストとか布切れが必須ですね。
余談)NOxとPMとエンジンについて
ディーゼルエンジンは取り込んだ空気を圧縮して高温になったところに軽油をプシュって着火させるのに対して、ガソリンエンジンは予めガソリンと空気を混合したものを圧縮して、高温になったところ火花でパチっと着火させる。そのため、自然着火させるディーゼルエンジンの方が高温高圧が必要で、圧縮比が高くなっている。
トレードオフのPMとNOx
燃焼の過程で燃料が多いと酸素が不足し、浮遊状物質(PM:Particulate matter、ピーエム)が出るが、高温にすればPMを焼き切ることができる。
一方、燃焼温度高くしようと燃料を少なくて、酸素を多くすると窒素酸化物(NOx、ノックス)が排出される。
つまりはディーゼルエンジンを使えばNOxかPMが絶対に出てしまう。
これらの物質は環境には❌だ。
対策技術
NOx対策にはアドブルーを使った尿素SCRシステムが使用される。
尿素水(アンモニア)の力でNOxを窒素と水に還元して排出している。
PM対策については排出される前にフィルターでキャッチする。フィルターでキャッチされたPMは定期的にエンジンの熱でフィルター温度を高めて、焼き切っている。排ガス浄化装置(DPR)というらしい。
今後の不安(独り言)
ちなみにDPRのフィルターはプラチナ触媒。
プラチナ価格は近年減少傾向にあるが、プラチナ触媒を使用するディーゼルエンジン車の国際的な減少の影響もあるのだとか。
プラドは10年、20年と乗れる限り乗
っていきたいけど、その頃の車社会、世界はどのなっているんだろうか。。。
それでは良いカーライフを。
終わり。